軽井沢の石造物No.3常夜灯(石灯篭の一種)

夜道の安全のため、街道沿いに設置されている常夜灯は街灯の役目を果

たし、街道の道標として設置されているものが多い。

神社などの常夜灯は、信仰の対象として設置され、神様の御加護をより一層強く

願うため、神前に灯明を灯すことを目的に、祈願者から奉献される。

「追分宿の分去れ」(軽井沢町指定文化財)に建てられた常夜灯は、旅人の目標

になるように一際大きく建てられたようです。

追分浅間神社前、常夜灯は神仏の為に明かりを灯すことを目的。

常夜灯の前記神仏は笠石の裏に刻まれた「伊勢大神宮」「金毘羅大権現」「石尊

大権現」を指すようです。

追分諏訪神社の常夜灯は塔身部を分銅に見立てた特徴的なデザインとのこと。

借宿の遠近宮にある一対の常夜灯

借宿通称観音様の常夜灯。明治21年馬頭観音に対して奉納されたようです。

躍動感あふれる馬と紅葉の彫刻があります。江戸時代借宿は約半数の家が中馬稼ぎ

に従事、中馬の一大集散地として賑わっていたようです。愛馬の供養と安全を願い

馬頭観音も数多く建てられました。

借宿柳宿の常夜灯、奥の巨岩の上と正面に鎮座する四つの石祠(せきし)に対し

て奉納。

巨石も神と感じて、石祠を安置して祭ったようです。

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